【FX4クラウド】部門業績ランク表を作成する|手順を動画で解説!
部門業績ランク表とは
FX4クラウドでは、部門別の収益費用・業績を一覧で表示でき、「部門業績ランク表」と呼んでいます。作成も簡単です。
FX4クラウドの部門業績ランク表の特徴
・部門ごとの業績が降順に並び替えられるため重要度が明確になり管理しやすくなる
・グラフ化されるため理解が容易
・一人あたり売上高等、生産性分析ができる
・ダブルクリックで各部門の変動損益計算書や各取引単位までドリルダウンできるため詳細な分析が可能
部門業績ランク表では<限界利益><達成利益><経常利益>の3つのシートを確認できます。
<限界利益>とは
売上高から売上高に比例して増減する費用(変動費)を差し引いたもの
<達成利益>とは
限界利益から(部門)固定費を差し引いたもの
<経常利益>とは
事業全体から得た売上高から費用(固定費+変動費)を差し引いたもの
今回の動画の内容
今回は、この部門業績ランク表の作成方法を紹介していきます。
まず、部門業績ランク表を確認し、次に部門別の生産性分析、さらにグラフの作成をしていきます。
*音は出ません
(動画視聴所要時間:1分47秒)
目次・利用手順
・FX4クラウドのトップ表示画面の「最新業績」タブを選択
・A最新業績問い合わせの『3 部門業績ランク表 』をクリック
・<限界利益シート>
各部門が、限界利益の降順にならんで表示されています。
各部門名をダブルクリック(ドリルダウン)することで、各部門の詳細な変動損益計算書を確認することができます。
タブで<達成利益シート><経常利益シート>を見ることができます。
◎生産性分析をする(従業員一人当たりの数字を確認する)
・左上「生産性分析」をクリック
・「一人当たり」にチェックが入っていることを確認し、「OK」
・それぞれ「従業員一人当たり」の数字が算出され、その降順で部門が並んでいます。
◎グラフにする
・上部「グラフ」をクリック
・各部門別のグラフが表示される
・タブにて「売上高」の他に「仕入高」「限界利益」「人件費」など異なるグラフをワンクリックで確認することができます。
◎便利なグラフ機能の紹介
・「F6 計画比」 予算との比較したグラフ作成
「F7 比較期間」当期比較・当月比較・指定期間比較のグラフ作成などの機能が備わっています。
部門業績ランク表(部門業績管理)が必要な企業
・利益率の異なる複数の商品(サービス)を取り扱っている
・複数の事業所(店舗)がある
・取引先が複数に分かれている
以上のような場合、部門別(最小事業単位)の業績管理が重要となってきます。
各部門別の変動損益計算書を把握、比較分析することで、部門別の問題点や今後の経営方針などが見えてきます。
部門業績ランク表(部門別の変動損益計算書)のチェックポイント
限界利益はどうか
売上高は多くても限界利益率の小さい部門と、限界利益率の大きい部門があった場合、今後限界利益率の高い部門へのパワーシフトを検討する。
限界利益で赤字の部門→改善の余地がないか。ない場合には撤退の検討をする。
部門達成利益はどうか
赤字であれば、部門撤退も含めた対応策の検討が必要。
撤退した場合、部門費用をゼロにできればいいが、人の異動・移籍ができない場合、人件費が問題となる。人員削減も含めて、検討が必要。
以上のように、確認することで今後の経営計画作成の方向性が見えてきます。
自社の部門別の業績を確認し、日々の経営に役立てていきましょう!