TISC(TKCデータセンター)とは。TISC使用料とは。
FX4クラウドの特徴であり、システム導入の大きなメリットのひとつである TISC(TKCデータセンター)について、そしてFX4クラウド利用時の TISC使用料 についてご説明いたします。
TKCデータセンター(TISC)とは
TKCデータセンター(TISC)とは、平成15年(2003年)に開設された、財務会計データ蓄積のための大規模データセンターです。
TKCのクラウドサービスの拠点として、日々たくさんの会計データが全国各地から届けられ、大型サーバーに保管されています。
2019年9月時点では、中小企業から大企業まで、約60万社以上の法人税申告を処理、保管しています。
また、日本の売上高トップ100社のうち、約9割の企業の会計・申告データを処理、保管しています。
リスクに備えた堅牢なデータセンター
最大の特徴は、最新技術を駆使し、災害やハッキングなど、様々なリスクに備えている点です。
- 震度7の地震にも耐えられるように設計された免震構造
- 異常があってもすぐに対応できるよう24時間365日有人(TKC社員)による常駐監視の実施 など
コンピューターセンターとして、50年以上培ってきたノウハウを活かして、設計/運用されています。
<TKC公式サイト>紹介動画
国内のサーバーに会計データを預けられる安心感
「海外ではなく、日本国内のデータセンターに会計データを預けられ安心である」ということが、多くの企業様に選ばれる理由のひとつとなっています。
FX4クラウドとTISC(TKCデータセンター)
[クラウド型会計ソフトFX4クラウド]を利用して入力されたデータは、TISC(TKCデータセンター)に送られて永久保管されることになります。
保管されたデータは、災害等の非常時に備えた「バックアップ・データ」としても活用されます。会社のパソコンのデータが消失してしまった場合でも、ダウンロードが可能です。
TISC使用料とは
TISC使用料とは、TISC(TKCデータセンター)の保管データの容量によって料金が決まります。
10GBまでは、月額使用料9500円となっています。
10GBとは、システム設定、マスター、残高データ、仕訳約60万件分のデータ領域とされていますので、10GBに収まっている企業様がほとんどです。
10GBを超えるようになった場合には、2GBあたり1900円/月で追加することができます。
TKC証憑ストレージサービス(TDS)
TISC(TKCデータセンター)を活用したサービスで、多くの関与先企業さまに導入いただいているのが、TKC証憑ストレージサービス(TDS)です。
領収書やレシートなどの証憑(しょうひょう)を、スキャナーでスキャンしたり、スマートフォンのカメラで撮影したりことで、すぐにその読み取りデータがTISC(TKCデータセンター)に送信され保管されます。
在宅勤務やリモートワーク時など、どこからでもデータをアップロードできるので便利です。
<TKCホームページより/紹介動画>
時代の潮流となっているペーパレス化
令和4年に電子帳簿保存法改正が予定されています。
それに伴い、スキャナ保存制度の要件や手続きも大幅に変更されます。これまで税務署への届出や保管が必要とされていた紙書類の保存が、大幅に不要になる予定です。
(令和4年4月の予定)
TKC証憑ストレージサービス(TDS)は、国の政策や時代の流れに即したシステムと言えます。
紙書類の削減により、これまでの事務作業や保管場所が減ることになり、業務効率化、経営の効率化につながります。
<参考URL >
[国税庁ホームページより/現行のスキャン保存制度について]
https://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/sonota/jirei/07index.htm
https://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/sonota/jirei/07scan/index.htm
[財務省ホームページより/令和3年度税制改正大綱/七 納税環境整備]
https://www.mof.go.jp/tax_policy/tax_reform/outline/fy2021/03taikou_07.htm#07_02
令和3年度(2021年度)税制改正大綱から読み解く「2021年度:電子帳簿保存法改正」
FX4クラウドをご導入いただいた企業さまは利用可能ですので、ぜひご検討ください!