「仕訳後スキャン方式」と「スキャン後仕訳方式」とその違いとは?(FX4クラウド・FX2・FXクラウドシリーズ・TDS)|証憑保存機能で紙の領収書・請求書をスキャンし電子データで保存する
業務フローに合わせた2つの方法|「仕訳後スキャン」と「スキャン後仕訳」
工程の順序で、<1>仕訳後スキャン方式 と <2>スキャン後仕訳方式 と、大きく2つの連携方式に分けることができます。
手順や操作について説明がわかりやすくなるよう、それぞれの方式について分類した上
で説明いたします。
<1>仕訳後スキャン方式
これまで通り、紙の証憑をもとにFX4クラウドにて仕訳を入力します。
仕訳入力後に、仕訳を選択し、メッセージに従ってスキャンをすると、仕訳に証憑が貼りつきます。
参考記事:
<2>スキャン後仕訳方式
証憑保存機能(TDS)で証憑をスキャンし、電子データをTKCデータセンターに送信します。
この証憑データをFX4クラウド(またはFX2)で受信して、仕訳を計上します。
その際、仕訳に証憑が自動的に貼り付きます。
参考記事:
Q.<1>仕訳後スキャン方式 と<2>スキャン後仕訳方式 一番の違いは何?
A.「スキャン後仕訳方式」の大きな特徴となるのが、「仕訳の学習機能」です。
仕訳の学習機能とは、仕訳ルールを会計ソフトが学習していく機能のことです。
取引先や金額など、これまでの仕訳データが会計ソフトに蓄積されていきます。
それら蓄積されたデータをもとに、仕訳入力を会計ソフトが自動で行います。
証憑の貼付についても、会計ソフトが学習したルールをもとに自動で行ってくれます。
仕訳(伝票入力)の手作業が減るため、時短、さらにはミスの減少につながります。
Q.どのように2つの方法を使い分けると良いですか?
A.社内の業務フローや、証憑の種類によって使いわけると便利です。
以下に、それぞれに適しているケース、証憑例をまとめました。
<1>仕訳後スキャン がおすすめのケース
証憑書類を確認する人と、仕訳入力を行う人が異なる場合や、銀行信販データ受信機能から自動仕訳を利用している場合におすすめです。
(銀行信販データ受信機能での自動仕訳に貼り付ける証憑の例)
電気料金の自動引き落とし
保険料の自動引き落とし
クレジットカードでの支払い
補助金・助成金の入金領収書や口座引落の通知、補助金の決定通知など
<2>スキャン後仕訳 がおすすめのケース
領収書や請求書からの仕訳のパターンを会計ソフトが学習していくため、次回からの仕訳がかんたんになります。
一度仕組みを作ってしまえば、ルーチンの作業が大幅に軽減されます。
毎月毎月同じような支払・入金のあるお取引先の、領収書・請求書のパターンを会計ソフトに学習させておくと大変便利です。
(証憑の例)
・毎月の仕入れについての受取請求書・領収書(買掛金)
・毎月の外注先・販売管理費・等の受取請求書(未払金)
・毎月の売上についての発行請求書(売掛金) など
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